こんにちは!プロダクトデザイナーをしているZIN(じん)と申します。 B/43を運営するスマートバンクに入社して2ヶ月が経ちました!
前職とスマートバンクでは、環境がガラッと変わったこともあり、さまざまなカルチャーギャップを感じています(笑)。
そこで、今回はそんな自分が(いい意味で)感じたカルチャーギャップを3点にまとめ、学びや発見と共にシェアしたいと思います。
スマートバンクに興味持っているorいない関係なく、未経験の業界にチャレンジしようとしてる方々の参考になれば幸いです。
軽く自己紹介
自己紹介がてら簡単に前職について紹介します。 新卒でコンサル&ブランディング制作会社のグラフィックデザイナーとして入社し、主にIR関連の印刷物(株主通信・統合報告書)やコーポレートツール(ポスター、ロゴ、WEBサイト、バナー)などを担当していました。
この後お話しする内容にも関係してくるので、「株主通信・統合報告書」についてざっくり説明すると、以下特徴があります。
- 上場企業が株主や投資家に向けて、自社の価値創造ストーリーを伝える為に発行するもの
- 会社の重要な情報が含まれているため、公開前に情報が漏れたり、インサイダー取引(不正な株取引)が起きないように、情報管理やセキュリティーには細心の注意が必要
【1】 言葉の違い
環境が大きく変わったことで、まず驚いたのは使用される言葉の違いでした。実際に入社当初にわからなかった用語の一部をご紹介します。
- eKYC(金融/決済ドメイン用語):銀行や決済サービスがオンラインで本人確認を行う仕組みのこと。
- ARPU(マーケティング用語):1人のユーザーが平均してどれだけお金を使っているかを示す指標。
- QA(IT業界用語):ソフトウェアやアプリが正しく動作するかをテストし、問題を確認するプロセス。
- 冷やし中華(スマートバンク独自の用語):社内ブログを指す言葉。
入社当初のミーティングでは、専門用語が飛び交い、まるで別の国の言葉を聞いているような感覚に圧倒されました。「IT系用語」「マーケティング用語」「金融用語」、そして「スマートバンク独自の用語」」などが混在し、どの分野の言葉なのかまったく区別がつきませんでした。正直なところ、最初の頃はミーティング中の会話の大半が理解できず、ただ頷いているだけの時間もありました(笑)。
この経験を活かし、遭遇した分かりにくい用語を「わからない用語Wiki」としてNotion上に単語帳形式でまとめることにしました。IT用語、マーケティング用語、金融用語、社内独自用語など、カテゴリーごとに整理していて、新しく入社する方々が同じ苦労をせず、早くチームに馴染めるようサポートできればと思っています。
専門用語の海で溺れそうになりましたが、言葉の壁を乗り越えることで、単に仕事を理解するだけでなく、新しい考え方や文化を吸収する良い機会になっていると実感しています。
【2】 ツールの違い
次に驚いたのは、使用するツールの違いです。前職ではAdobe IllustratorやPhotoshopなどのデザインツールが中心で、データや情報のやり取りは社内専用の環境で行い、データごとに鍵をかけてフォルダ管理していました。 一方、現在のスマートバンクでは、Figma、Slack、Notionなどのコラボレーションツールが日常的に使用されています。
前職とスマートバンクを比較する中で、ツールの違いが単なる作業効率だけでなく、チームの雰囲気や文化にも大きな影響を与えていることに気づきました。
例えば、前職のIR関連の仕事では、インサイダー取引を防ぐために、セキュリティ面で厳重なツールを使用していました。そのため、使用するツールは必然的に「閉鎖的」なものになり、結果として人と人とのコミュニケーションも閉鎖的になる傾向がありました。
一方、スマートバンクでは、Figma、Slack、Notionなどを活用し、場所を問わずリアルタイムで複数人が柔軟に作業できる環境が整っています。メールのような堅苦しさがなく、気軽に質問や相談ができる雰囲気があり、その結果、コミュニケーションやチームの雰囲気もより「開放的」になっています。
使うツールが変わることで、チームの雰囲気や仕事の進め方が大きく変わることを実感しています。まさに「道具が変われば、人の行動も変わる」という良い例です。
【3】マインドセットの違い
最後に、大きな違いを感じたのは、仕事に対するマインドセットです。
以前の「BtoBクライアントワーク制作会社」では、クライアントの要望や意向を優先し、それをデザインに反映することが重要視されていました。専門家としてブランディングやコンサルティングを行うことはあっても、最終的に意思決定するのは「クライアント」です。
つまり、「クライアントという明確な正解が存在する」状態です。(企業文化や案件の特性にもよるので、あくまで前職の体験談としてお聞きください)
一方、現在の「BtoC事業会社」では、「ユーザーにとって本当に価値のあるものは何か」を常に考えることが求められます。つまり、「明確な正解がない」状態です。
この「明確な正解がない」環境では、以下のマインドセットが重要だと感じました。
- 他者に正解を委ねず、自らが意思決定する
- 自分の意見に自信を持つ
チーム全員でアイデアを出し合い、最良の解決策を見つけることが、事業会社での仕事において非常に重要です。これまでのマインドセットを切り替え、自分の意見を積極的に発言することを意識して行っていこうと思います。
まとめ
印刷業界からIT業界へ、クライアントワークから事業会社へ、そしてグラフィックデザイナーからプロダクトデザイナーへと転身する中で、多くのカルチャーショックを経験しましたが、同時に新しいスキルや考え方を学ぶ貴重な機会にも恵まれました。
新しい環境に飛び込むには勇気が必要ですが、スマートバンクでは「手厚いオンボーディングプロセス」と「メンバー全員がフォローとオーナーシップを持つ文化」が整っているので安心です! スマートバンクの文化やオンボーディング内容について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。↓↓↓↓
- 【スマートバンク入社エントリー】未経験からプロダクトデザイナーへ|異職転生日記|ZIN | Design Memo
- スマートバンクのオンボーディング文化と、それを支える "Good First Issues" とは - inSmartBank
- 「Think N1」に向き合うマインドを育てるリサーチオンボーディング - inSmartBank
- 新入社員が、新入社員オンボーディングを整備しました - inSmartBank
環境の変化に不安を感じることもありましたが、それ以上に成長を実感しています。「カルチャーギャップ」を「学びの機会」として捉えることで、自分を見つめ直し、新しい自分に出会えるチャンスだと感じ、日々ワクワクしています!
この経験が、皆さんが一歩を踏み出す勇気になれば幸いです。
最後に
スマートバンクでは、デザイナーを積極的に募集しています。この記事を読んで少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひご応募ください! カジュアル面談も実施していますので、お気軽にご連絡ください✨ smartbank.co.jp