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BizDev赤池が語るFintech×BizDevの面白さとは?【SmartBank Members#1 】

「人が欲しがるモノをつくる」ーーそんな想いで集まっているスマートバンクのメンバーたち。今回は、【SmartBank Members#1】としてBizDev(事業開発)の赤池さんに話を聞きました。BizDevは事業を作り、伸ばし、整理する仕事。スマートバンク社に入社した理由から、BizDev×Fintechの面白さまで語っていただきました。

赤池さんと代表堀井翔太さんが話している全編は、Podcast「SmartBank.fm」からご視聴ください↓

05: BizDev赤池が語るFintech×BizDevの面白さとは?- ゲスト: 赤池知隼(@chihaya_akaike)

プロフィール

赤池知隼|@chihaya_akaike BizDev(事業開発)

11年間英国で学生生活を送り、2011年6月にブリストル大学を首席で卒業、2012にウォーリック大学院を卒業し、楽天株式会社に新卒入社。楽天トラベルにて事業企画、新規事業開発室にてC2C事業の海外サービスの立ち上げや国内サービスの事業戦略を担当。2017年にAnyPay株式会社でFintech、及びブロックチェーンの新規事業の立ち上げと推進に携わる。2019年に株式会社ツクルバに入社し、事業開発部のシニアマネージャーとして新規事業開発を担当。スマートバンクでは事業開発領域をリードしている。

波が来ているFintech市場に、もう一度チャレンジしたい

ーーまずは、赤池さんの自己紹介をお願いします。

幼少期からお話すると、日本で小学校6年生まで生活したあと父親の仕事の関係でイギリスに引越して、中高大から大学院までイギリスで11年間ほど生活していました。社会人の生活が始まると同時に日本に帰ってきて、新卒では楽天に入社して「楽天トラベル」の部署で2年間仕事してから、新規事業開発室で「ラクマ」という楽天が立ち上げたフリマアプリに携わりました。台湾事業の立ち上げや国内外の事業企画をしていたのですが、後半でまさにFablicの買収があって、そこで翔太さんやFablicのメンバーとは初めてお会いしましたね。

その次に、AnyPayというFintechベンチャーで2年ほど事業開発職として「paymo」という割り勘アプリやブロックチェーン関連のプロジェクトに携わりました。そして不動産テックのツクルバで新規事業の立ち上げを2年半ほど担当した後に、スマートバンクにジョインしました。

ーー今回、スマートバンクへ入社した理由を教えてください。

今回の転職にあたっていろいろな会社とお話しましたが、特にFintechの企業を見ていました。自分が身を置く領域としてFintechを選んだ理由は、転職をする上での基準の1つとして重要視していた、挑むマーケットがそもそも大きく、今後さらに大きくなると感じたことです。特にスタートアップとして成長するためには”今後市場により大きな波がくる”ということが重要だと思っています。

最近はPayPayなどの決済サービスがかなり伸びているので、東京に住んでいるとキャッシュレスが進んでいる感もあるかなと思うのですが、いまだに日本はキャッシュレス比率が2割〜3割ほど。これまで私はイギリスに住んでいたから分かるのですが、キャッシュレス比率が6割〜7割を超えてくると世界が全然違うんですよね。どこでもキャッシュレスで支払うのが当たり前。街中の屋台でも端末が置いてありますし、現金を受け付けないお店もよくあります。

日本政府も2025年にキャッシュレス比率を4割に、将来的に8割にするという大きな目標を掲げているけれど、やっぱりまだたくさんの人が現金でお金を管理したり使ったりしているのが現状です。そう考えると、今後キャッシュレス化とデジタル化が進んでいく中で、コンシューマーフィンテックの領域にはまだまだ伸びる余地があるなと思っています。決済においてはPayPayのようなサービスが流行って便利になってきていますが、お金を使うだけではなく、お金を管理する、貯める、増やすなどもデジタルに移行する必要性が今後高まっていく中で、より広い文脈で市場もお客様のニーズも広がっていくと感じています。

スマートバンクという会社を選んだことも、Fintechにもう一回チャレンジしたいと思った背景も、市場の大きさや波を確信したからかなと思いますね。

ーー確かに、イギリスだと本当に現金を使わないから、日本に帰ってくると驚きます。国の規制が変わる中で、コンシューマー向けのFintechサービスも伸び代がありますね。

以前私がFintech業界にいた4年前でいうと、法規制やインフラなどが整っていない部分もあって事業を進めづらいこともあったんですよ。例えば、サービスと銀行口座を繋ぐときには各銀行ごとに繋げる必要があったので、リソースもコストもかなりかかっていました。最近は日本でもイギリスの銀行がAPIを公開した時と似たような動きがあったり、銀行口座以外でも給与を受け取れるようになるペイロールの話も出てきています。そういった法改正や規制緩和においても、Fintech市場に対して追い風が吹いてきているなと思っています。

事業開発は、事業を作り、伸ばし、整えること

ーー実際にスマートバンクに入社して、社内の雰囲気やカルチャーはどう感じていますか?

スマートバンクで働く中で楽しいなと思うのは、職種をまたいだクロスファンクショナルなチームでプロジェクトを進められることですね。これまでの会社では、事業側がプロジェクトの企画を立ち上げて成立するかどうか検証を進めて、途中からPMやデザイナー、エンジニアに渡す、分業制のようなケースが多かったです。

スマートバンクでは今も複数のプロジェクトが走っていますが、最初から事業開発、PM、エンジニア、デザイナーのメンバーを交えたクロスファンクショナルなチームで始まっています。そうすると意思決定が速くなったり、初期フェーズからあらゆる観点でアドバイスをもらえたり、事業側からもプロダクトやデザインについて議論ができたりするので、事業を作る上ですごく進めやすいですね。新入社員としても、入社してすぐ他のメンバーのことを知って会話する機会があったので嬉しかったです。

ーー今社内で走っているプロジェクトはみんながやったことのないものばかりだから、みんなで一気に知恵を出し合って進めることが多いですね。

そうですね。チームの中のメンバーでいうと、一人ひとりの仕事に対するオーナーシップがめちゃめちゃ高いのが印象的でした。みんなにとって初めての領域だから、自分の持ち場を超えてアドバイスをし合う。短い期間の中でも、そうしないと事業を前に進めることが難しいシーンが色々あって。私がSlackチャンネルやミーティングの場で質問を投げかけると知見を持ってる人がアドバイスしてくれたり、巻き取ってくれたりとか。一人ひとりのオーナーシップが高くて、自分の垣根を超えてまでお互い助け合うカルチャーがあるし、そういった人がそろっているなと感じますね。

ーーそんなスマートバンクで赤池さんが取り組んでいる事業開発(BizDev=Business Development)の仕事について教えてください。

そもそも事業開発には3つの要素があると思っています。1つ目は事業を立ち上げること、2つ目は作った事業を伸ばすこと、3つ目は単に売上を伸ばすだけではなくコスト構造も整えて、健全に利益が出るようなサステナブルにスケールする形に事業を整えること。この3つの要素が必要な中で、今のスマートバンクのフェーズでいうと前者の2つが多いですね。

具体的にいうと、1つ目の事業を立ち上げる要素では「B/43(ビーヨンサン)」のサービスもまだまだ機能が足りていないので、どんな機能が必要かを考えて新機能を立ち上げるプロジェクトをリードしています。そのプロジェクトで例えばVisaなど外部のパートナーと提携や連携が必要であれば外部との交渉や折衝を担当しますし、実際に社内で開発を進めるときにはPMやデザイナー、エンジニア、マーケティングなどのメンバーを巻き込んで全体のプロジェクトマネジメントを推進します。加えて、機能を立ち上げる以前の段階で、どこに事業機会があるのかを見つけ出すことも仕事の一つです。市場の動きや競合調査をしながら、どこに事業的なチャンスがあるかを見つけていきます。

2つ目の事業を伸ばす要素では、すでに備わっている機能を含めてどうやったらよりサービスとして改善できるのかをPMやメンバーと話し合い、データを分析しながら進めています。試行錯誤しながら機能をアップデートしたり、セールスプロモーションを行ったり。それが今のスマートバンクにおけるBizDev職ですね。

お金を使うことに、ワクワクする新しい価値を

ーーFintechサービスにおける事業開発ならではの面白さはありますか?

私は事業を作ることや立ち上げることが好きなので、Fintechにおいて伸びるかつサステナブルにスケールする事業をどう作っていくのかを常に考えていて。今まで自分が関わってきた事業モデルとはKPIや売上の伸ばし方もコストを健全にする構造も異なる部分があるので、すごく面白いなと思いますね。

そもそもFintechサービスとして成立する事業モデルは何なのか。海外だとチャレンジャーバンクがローンやBNPLの文脈でお金を貸して利益を作るモデルが主流になってきているけど、健全に黒字化して伸びているのはブラジルのNubankしかない。そういった観点で後払いや他のマネタイズ手段を中長期的にどう組み込んでいくかも考えがいがありますね。

海外サービスを見る中で今後の「B/43」の展開を考えると、単純に既存の金融サービスをデジタルに置き換えることだけでなく、お金に対して今までになかった新しい価値を付与することも重要だと思っています。例えば、お金を使うって基本的には一人でかつ単純に取引をするだけですが、みんなでやるとか、ワクワクするとか、そういった価値を持たせることもできるんじゃないかなと思っています。今はあくまで基本的な機能を立ち上げるところにフォーカスしていますが、ある程度準備できた上で次の事業展開についてはすごく色々な可能性を感じていますね。

ーー「B/43」のペア口座もその一つかなと思うけど、新しい体験を発明できる伸び代がまだまだある気がしますね。

最近面白かったサービスでいうと、Z世代向けにソーシャルとFintechを掛け合わせたカードとアプリを提供しているイギリスのEverything。お金を使うごとに一定の確率でキャッシュバックが当たるのですが、友達とチームを組むことで一緒にお金を使いながら当たる確率を高められるようなサービスです。そういった今までなかったソーシャルな文脈やワクワクする文脈をお金に付与しているサービスも出てきています。

お金の価値プラスアルファを生み出すところは考える余地があるし、そういったことをやってこそ、強い価値のあるサービスをユーザーに届けられるんじゃないかなと思っています。

ーー最後に、今後取り組みたいことは何ですか?

今の事業的なフェーズでいうと「B/43」を爆速で伸ばすことが重要だと思っています。まずは、そもそも「B/43」が提供している金融サービスにおいて、ユーザーの課題を解決して、今我々がコアターゲットとしているお客様の課題を解決する機能をそろえていきます。

それがある程度準備ができて事業を伸ばしていく上では、縦に金融的な機能を積んでいくことと、横にサービスを広げていくことの2つの文脈があります。前者でいうと、我々はN1のユーザーインタビューを結構な頻度で実施してユーザーニーズを把握していることがユニークだと思うので、それを積み重ねる中でユーザーが求める金融的なサービスを機能追加すること。それだけではなく、ユーザーの生活の利便性が上がる非金融的な機能も拡充して、縦にサービスを積み上げていきます。後者でいうと、今届いていない顧客層に対してサービスをしっかりと提供していきます。事業開発職として、事業を縦にも横にも立ち上げて伸ばしていくことに取り組んでいきたいと思っています。

あとがき

Fintech市場には波が来ていることが海外の事例からも感じられるインタビューでした。社内外のパートナーと協力して「B/43」を作り、伸ばし、そして新しいビジネスモデルやユーザー体験を発明するBizDev赤池さん。赤池さんと一緒に働くBizDev職はもちろん、スマートバンクでは一緒に働く人を大募集しています!興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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