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プロダクトマネージャーを採用したいので採用広報をプロダクトマネジメントしてみた

プロダクトマネージャーを採用したいので採用広報をプロダクトマネジメントしてみた

こんにちは!

プロダクトマネージャーをしております「じょー」(@jouykw)です。

先日株式会社スマートバンクから「プロダクトマネージャーに興味がある方へ」というページを公開させて頂きました。 株式会社スマートバンクのプロダクトマネジメント組織の内実に興味を持ってくれた方へ、下記をお伝えするページに仕上がっているので、是非ご覧ください!

  • プロダクト「B/43」が挑む顧客課題の面白さやポテンシャル
  • プロダクトづくりの試行錯誤やナレッジ
  • 会社やメンバーの雰囲気や想い

(※ 随時更新拡充予定なので折に触れてご覧ください)

株式会社スマートバンクでは各職種の採用活動を人事だけでなく、現場の社員も一体となって行なっています。 今回自分が初めて採用広報の取り組みに携わるにあたり、せっかく自分がやるならば、プロダクトマネジメント組織自体を一つのプロダクトと見立てて、普段のプロダクトマネジメントで考えていることをベースにプロセスをアレンジし試行錯誤しながら進めてみることにしました。

ということで、本ブログでは「プロダクトマネージャーに興味がある方へ」ページ制作を題材に、

  • そもそもなぜこのようなページを作るに至ったのか?
  • どのような検討プロセスで作成したのか?

の舞台裏をお伝えしつつ、弊社に興味を持ってもらったり、他社で採用広報に奮闘している現場の方々にとっての検討プロセスの参考になれば嬉しいなと思います!

なぜ作ったのか?

一言で言うと、

株式会社スマートバンクやB/43について認知しポジティブな関心を寄せてくれていたプロダクトマネージャーはそれなりにいたが、プロダクトのポテンシャルや組織の特色が正しく伝わる接点がなく、転職先候補としては検討してくれていない課題感があった為

こちらのページを公開しました。

まず現状の弊社のプロダクトマネージャー採用広報における課題の所在を分析したところ、弊社プロダクト組織に対する認知や、ポジティブな興味・関心は一定あるものの、実際の転職先の候補としてこちら側と接点を持つまでには至って頂けていないところにハードルがありそうとの結論に至りました。

PM採用広報のボトルネック:検討移行に課題

転職先候補として弊社を検討して頂くかどうかの分岐として、理想の転職フローと現状との間にどのようなギャップが大きそうか?を実際のPMの方々7名ほどにお話を伺いながら、一人一人の視点に立って対話と分析を重ね検討した結果、プロダクトマネージャーの転職活動において下記のようなインサイトを得ました。

  • プロダクトマネージャーは、転職先候補を検討するにあたり、自身なりの強い価値観に基づいて評価軸を設定し、検証したい仮説を設定した上で主体的に情報収集をし、自分自身で検証を行なう形で転職先を探している
  • 転職先を見極める際に重視する評価軸として主に下記のポイントを検証している
    • 取り組むプロダクトや顧客課題に圧倒的なポテンシャルがあるか?
    • 自身が成長でき、学びがあるようなプロダクト組織か?

したがって、まずは弊社に対してポジティブな関心を持ってくださっているプロダクトマネージャーが、主体的に情報収集をして検討を深める上で必要な情報にアクセスしやすくすることが喫緊の最重要課題と捉え、それらの情報を集約したページ「プロダクトマネージャーに興味がある方へ」を作成し公開するに至りました。

どのように作ったのか?

さて、結論や打ち手だけ聞くとシンプルなのですが、この結論に至るまでの検討過程は、採用広報初心者で右も左も分からない自分にとっては茨の道でした。

ここからは具体的にどのような検討プロセスを経て上記の結論や打ち手に至ったのか?の道のりを皆さんにご紹介できればと思います。

Where:採用ファネルにおける課題の所在を整理

まず採用広報ファネルにおいて、どこに課題感があるのか?の整理から入りました。 プロダクトマネジメントでいうところの、今プロダクトが置かれている現状を構造化して整理し、最も取り組むべき課題がどこにあるのか?を探るプロセスです。

株式会社スマートバンクの場合、元々採用応募後のファネル遷移はQごとに追いかけていたのですが、採用応募前のファネルを定義し、推移を追いかけるようなことはあまりできていませんでした。

まず現状を把握する為に、下記の5段階のファネル形式で候補者の方々のステータスを分類し、各ステータスの人数を判別するようなメトリクス候補を定義し、過去からの指標の推移や他社ベンチマークを可能な範囲でお伺いして参照しながら、どこが理想とのギャップが大きそうか?の課題の所在把握を進めました。

  • 未認知: そもそも株式会社スマートバンクを知らない
  • 認知: 株式会社スマートバンク自体は知っている
  • 関心: 株式会社スマートバンクに対してポジティブな印象を持っている
  • 検討: 株式会社スマートバンクを転職候補先の一つとして捉えている
  • アプライ: 株式会社スマートバンクへアプライ

採用広報ファネル:課題の重みづけ
採用広報ファネル:課題の重みづけ

その結果、ターゲットとなるプロダクトマネージャー界隈においては、この規模のスタートアップにしては認知・関心は取れているものの、実際に転職先候補として検討頂くに至らず、そのまま他社に転職されている可能性が高いのではないか?すなわち「関心→検討」の間のファネル遷移に相対的に課題が大きいのではないか?という課題設定に至りました。

※ここは弊社の場合は「関心→検討」のファネル遷移が課題との結論に至りましたが、他社で状況が異なれば違うファネル遷移が課題箇所になるかと思います

※採用にかけるリソースが潤沢にあれば全ファネル遷移に対して課題を設定し打ち手を打つべきだと思います。が、その場合もリソース配分の濃淡はつけるべきかと思います。

Who:採用ファネル×転職意向マトリクスでターゲット像を整理

採用広報ファネルのどこに課題感があるのか?を認識合わせした上で、具体的に働きかけるターゲットとなる候補者イメージの解像度を高めていきました。 プロダクトマネジメントで言えば、このプロダクト・機能は誰の課題を解くのか?を解像度高く見定めるプロセスです。

自分達として採用したいターゲット候補者の条件を整理し、そのような方がどのような企業で活躍されており、転職するとしたらどのようなコンテキストに直面している方なのか?を丁寧に言語化しました。

そしてターゲット候補者像に掛け合わせで、採用のリードタイムに合わせて直近でどのような転職意向ステータスの候補者にどの程度注力すべきか?を踏まえてアプローチしたいターゲット候補者の具体像を決めていきました。

ここまでターゲットの具体像が決まると、そのような方々がどのような行動をしてどんな情報接点を持っており、どのような情報が得たいか?の濃淡や仮説がつけやすくなり、それに沿った課題検証を進めていくこととなります。

採用ファネル × 転職意向マトリクス:ターゲット像別に知りたき情報仮説を整理
採用ファネル × 転職意向マトリクス:ターゲット像別に知りたき情報仮説を整理

Why:どのような課題があるのか?を Think N1 に深掘りし整理

今回のターゲット候補者像が解像度高く整理できたら、転職の体験の過程で実際に転職先候補を絞る前後のタイミングで、現状どのような課題感が存在しているのか?を理想の体験と現状体験とを整理しながら炙り出していきました。 プロダクトマネジメントで言えば、ターゲット顧客・ユーザーの行動実態を解像度高く把握し、理想と比較した際にどのような深い課題があるのか?を定義するフェイズです。

具体的には、弊社がプロダクトづくりをする際に非常に重視している「Think N1」というバリューに基づき、一人一人が実際に行っている行動や行動心理に基づいて芯をくった課題設定をする為、下記のような泥臭い現状把握を行いながら課題整理を行っていきました。

  • 弊社の採用ターゲット条件に当てはまり、弊社のことを知ってくれていたが、転職先候補として弊社を検討してくれなかった転職者の実際の転職フローをN1インタビュー
  • 弊社現PM陣にどのような転職検討フローを経て、どんな価値観を基に、どのような情報接触が鍵となって弊社に入社したのかをN1インタビュー
  • 対外的な情報不足の現れとして、過去のカジュアル面談でのトークテーマを全議事録を確認し、頻出するQ&A事項をラベリングして整理

結果をユーザージャーニー形式でまとめ課題の重み付けをしながら、冒頭で示したような課題インサイト整理を行いました。

PM採用候補者ジャーニー:超簡略版
PM採用候補者ジャーニー:超簡略版

インタビューを通じた発見ポイントとして、プロダクトマネージャーは職業柄将来のプロダクト戦略や道筋を描くことが多いこともあってか、

  • 自身が将来的にプロダクトを伸ばす道筋を見出せるか?
  • 勝ち筋を描けるか?
  • プロダクトにポテンシャルがあるか?

を外部情報をもとに自分自身で深掘り検討する傾向が強く、他職種の方々と比べて自身が意思決定をするために必要な情報を能動的に取りに行く態度が強いように見受けられたのが印象的で、現状そこに対する情報提供や接触がないことが理想体験とのギャップとして大きいことがわかりました。

What:どのような価値を提供すべきか?を定義

ここまできたら、ターゲット像と課題に基づきどのような価値をまず提供すべきか?を具現化していきました。 プロダクトマネジメントでいうところの、誰の何の課題を解く為にどのような価値を実現するものを作るのか?の価値定義のプロセスです。

今回は「弊社に対してポジティブな関心を持ってくださっているプロダクトマネージャーが、主体的に情報収集をし検討を深める上で必要な情報にアクセスできていない」を課題と定義した為、それを解消するような提供価値を定義していきます。

同じ課題を解消していると思われる他社事例などを多数調べながら、それらに盛り込まれている情報やエッセンスを取り入れながら、ここまでの課題定義の過程で見えてきた検討を促す上での主要な不足情報などを参考に、

をコア価値とし、プロダクトマネージャーが転職検討する際の意思決定の材料が並んでいるような受け皿となるページを作り、あらゆる採用関連の情報発信のタッチポイントからここに辿り着くような導線設計を行いました。(まだ足りていない情報がたくさんありこれから随時拡充予定です)

採用広報ファネル別打ち手マッピング
採用広報ファネル別打ち手マッピング

こうして「プロダクトマネージャーに興味がある方へ」が完成しました!

まだまだ未完のページで、これから社内のプロダクトマネジメント組織での試行錯誤や社外発信の情報を随時アップデートしていく予定ですので、折に触れて是非ご注目ください!

おわりに

いかがでしたでしょうか? こちらの採用広報の検討プロセスは、弊社の他職種採用広報でも徐々に活用し始めており好評なので、我々の試行錯誤の過程が皆さんの企業でも参考になる部分があれば幸いですm( )m

タイトルからもわかる通り弊社ではプロダクトマネージャーをはじめとし各職種で絶賛採用募集中です。この記事や「プロダクトマネージャーに興味がある方へ」を読んで、是非もっと内実について知ってみたい・興味を持ってくださった方は、下記よりお気軽にカジュアル面談やTwitter DMお待ちしております!

また採用広報について各社どのように取り組まれているのか非常に気になっているので、もし宜しければうちではこういうふうに取り組んでるよ!を聞かせて頂いたり、こんなところで悩んでるんだけどどのように取り組んでます?など、ざっくばらんにディスカッションさせて頂くのも大歓迎ですので、そうした題目でも是非カジュアル面談お申し込み頂ければと思います。

それではまた〜!

カジュアル面談 - 株式会社スマートバンク

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