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B/43を運営する株式会社スマートバンクのメンバーによるブログです

中途入社3ヶ月で信頼されているエンジニアのストイックな姿勢をUXリサーチャーが聞いてみた!

こんにちは!スマートバンクでUXリサーチャーをしているmaayaです。

スマートバンクでは、様々な分野で活躍しているメンバーが揃っており、経歴や社歴の違いはあれど、全員がプロフェッショナルの意識をしっかりと持っています。 私はリサーチャーとして、チーム横断で様々な方と協業するので、他職種の幅広い視点や、これまでの経験を深く理解することで、良いリサーチ活動につながると考えています。

そこで、前職ではGo言語を使用し、Rubyのご経験はなかったものの、中途入社3ヶ月で既に活躍されているkurisuさんに、成長に対するストイックな姿勢や、日々心がけていることについて、お話を伺いました!

「成長できるスタンス」だけでなく、転職の判断軸に悩まれている方にもヒントになるお話が満載です。

入社時について

── 自己紹介をお願いします。

サーバーサイドエンジニアのkurisuと申します。2024年3月に中途入社しました。前々職ではヤフーで新卒としてサーバーサイドエンジニアを務め、決済基盤の開発に携わりました。

前職はスタートアップで1人目のエンジニアとして、バックエンド全般の開発を行いました。

── スマートバンクに入社した理由を教えてください。

前職のサービスがクローズとなり、転職を考えました。

転職軸として、前職では1人でサーバーサイドを担当していたため、スキル面で頭打ち感を感じており、技術的にもプロダクトに貢献するためには、もっと自身の成長が必要だと感じていました。

そのため、「自分が1番できない」環境で、優秀なエンジニアに囲まれることでストイックに成長していきたいと思い、スマートバンクに魅力を感じました。

── スマートバンクの当時のイメージを教えてください。

信頼しているサーバーサイドエンジニアの友人から、スマートバンクの雰囲気や、先輩方の人柄が自分に合いそうだと教えていただきました。優秀なエンジニアが多く、チャレンジをサポートしてくれる環境が整っていることも魅力的でした。

カジュアル面談した際に、CTOのyutaさんの人柄にものすごく惹かれました。 「この方がトップにいる会社は、オーナーシップを持ってチャレンジしている方が多く、自分もそうなるんだろう」とすぐにイメージできたことで、「未経験の言語(Ruby)でも一緒に働きたい」という気持ちが強まりました。また、内定後のお茶会で他の社員の方々からもコミュニケーションをとっていただき、ここで働きたいと強く思いました。

── お茶会ではどのようなコミュニケーションが印象的でしたか?

yutaさん以外の方々から「普段こんな業務をしています」だったり、「他に何を伝えたら、もっとスマートバンクを知ってもらえますか?」など、積極的に歩み寄ってくださる姿勢に感動しました。そのお茶会が決め手で「ここでやっていきたい」と決断しました。

── 応募〜入社当時のスキルセットについて教えてください。

前職ではGo言語を使用しており、Rubyは未経験でした。インフラもGCPを経験していましたが、スマートバンクはAWSを使用しているため、こちらも未経験でした。中途入社するにあたり、Ruby未経験でも大丈夫か念押しで確認したところ、しっかりキャッチアップできると聞き、安心して入社しました。

入社直後のチャレンジについて

── 入社直後のプロジェクトやタスクについて教えてください。最初に取り組んだ課題は何でしたか?

大きく分けて2つのプロジェクトに同時並行で取り組みました。

1つ目は新規プロジェクトの「PAN照会*1」にアサインされ、2つ目はRuby未経験のため、Good First Issueを重点的に取り組みました。

── 1つ目の新規プロジェクトの「PAN照会」について、社内のエンジニアさんから「急にアサインされたのにきっちりやり切ったのがすごい!」とコメントがあがっていましたが、どのような点を意識されていましたか?

入社直後にPCI DSSに準拠しないといけない、システム構築が求められるFintechならではの難易度の高い開発を経験しました。メインはインフラチームの方が対応してくださり、それに沿うように開発するのはとても楽しかったです。

前職で経験していたGoで書かれていたのでキャッチアップしやすかったのもありますが、どこのポジション(フロントエンド、サーバーサイド、インフラ)とも連携や議論を通じて進めることができたのが成功要因だと思っています。

前職では1人で決め切って進めないといけないことが多かったのですが、スマートバンクには様々な分野のプロフェッショナルがいるため、「よりよくできるには、どうすればいいか」を話しながら進められたことがとてもよかったです。

── 2つ目のGood First Issueについても教えてください。

入社後3ヶ月で40本近くのpull requestsを作成しているのですが、Ruby未経験でも新しい技術を学ぶ環境が整っていることを実感しました。

新規の技術をインプットするときは、センターピンがわからないので、所属している組織の設計や実装の方針を正として学習していくのですが、スキルの最前線を走っている方々に初手からベストプラクティスを教えてもらえる環境のため、非常に効率に学ぶことができています。

「実際に使う」側だけの話だけでなく、一歩踏み込んで「どうやってRubyエコシステムやコミュニティをより良くしていくか?」などコアな話まで出てくるので非常に勉強になります。

僕みたいにRuby未経験者でも、オンボーディングのステップがしっかり構成されていることや、何かしら対応すればSlackで嬉しいリアクションをめっちゃもらえたり、成功体験を感じられやすいフローが整備されています。

── 入社してすぐにイベントで登壇したと伺いました。その時のお話を教えてください。

入社1ヶ月で自分で登壇したいと挙手し、Gotanda.rbに参加しました。Rubyのキャッチアップせざるを得ない、周囲にも頼らないといけない状況を作り、成長するのが目的でした。

gotanda-rb.connpass.com

── 実際に登壇されて、いかがでしたか?

mitaniさん・osyoyuさん・nagasawaさんに手厚くサポートいただいたおかげで、自分で想定していたよりもうまくいったので、登壇してめちゃくちゃ良かったです。

「この話しても、あまり意味ないですよね..」と弱気な時も「そんなことはなくて、全然知らない方もいるし、登壇内容の良し悪しを決めるのは聞く側だから」と励ましていただけたのが印象的でした。

── 決済周りのアラートや障害への対応についても積極的に対応されている印象ですが、スキルやスタンスはどこで身につけられましたか?

新卒の時は、正直甘えがあり、オーナーシップを持ってタスクをこなすことはできていませんでした。前職でサーバーサイドを1人で開発運用していた経験から、「やらざるを得ない」環境の中で、積極的な姿勢が習慣化したと思います。

スマートバンクの社員全員がオーナーシップを持っていますし、様々な場面でチャレンジをサポートしてくれる文化があるため、「やり方はわからないですが、やっていいですか?」と声をあげて安心して取り組むことができます。

「だれでも感謝プラットフォーム(通称: だれ感)」でコメントを頂けたことも、とても嬉しくて「また頑張ろう!」とモチベーションが高まりました。

── プロジェクトにジョインされてから、どのようにスキルを身につけましたか? エンジニアさんから「吸収力がとても高く、安心感がある」という声があったので、どうやってキャッチアップされてるか伺いたいです。

── 新しい領域のキャッチアップに関しては、「真似ること」を意識しています。自分より見えている範囲の広い人のアドバイスを愚直に実践し、「守破離」が大事だと思っています。

前職では1人だったため、社外の方の事例を参考にすることが多かったです。同職種出なくても、社会人としての働き方など、いい事例があれば積極的に取り入れていました。

ありがたいことに、スマートバンク内では真似たいことがたくさんあって大変です(笑)

同僚の方と比較して「自分はどこまでできていないんだ…」と落ち込む時も正直ありますが、基本的には「昨日よりも今日の自分が、できることが増える方がいい」と思っているので、「そのために、何をすればいいか?」に考えを集中するようにしています。お給料をいただいている以上は、自分本位の成長とは切り離して、アウトプットを絶対に出さないといけない、というのを軸に置いています。

社内で「モチベーションで仕事をしない」という話が盛り上がった際に、kurisuさんが寄せたコメント。 日頃のプロ意識を物語っている。

── ドメイン知識のキャッチアップも大変だと思いますが、その辺りはどう意識されてますか?

コードからだとRubyはキャッチアップはに時間がかかるので、ドキュメントを漁って概要や背景の把握を必ず見るようにして、わからないことはpublicチャンネルで聞くようにしています。

アラート対応では、今何が起きているのかを把握し、根本解決に向けたフィードバックをEngineering Managerのmitaniさんからいただけるので、日々成長を感じています。

CTOのyutaさんも、過去に数回質問させていただき、いつも丁寧に返してくださるので本当にありがたい環境だと感じます。

── 入社前とのギャップはどうでしたか?

想定以上にサポートがあったのがいいギャップでした。

kurisuさんは何がしたいですか?」と、聞いてくださるし、したいことを伝えれば、全力で叶えようとしてくれる

登壇資料のレビューをいただく際も「30分時間作って、広くみんなに聞いてもらおう!」という呼びかけだったり、それに対して、みなさんが参加してくださったり、所属チーム外の方からも「Rubyはこう書いたらいいよ」と、チーム関係なく、全てのことに対して「どんどん良くしていこう」という想いが伝わる環境です。

今後の展望

── これからスマートバンクで達成したい目標は何ですか?

大前提として「数字を作るエンジニア」になりたいと思っています。

前職もスタートアップだったので、「売上や粗利に貢献できるエンジニアになりたい。バリューを出していかないと」と常に感じていました。

バリューのThinkN1に基づき、「ユーザーに欲しがっているものを作る」を実現していきたいですし、今のチームの機能開発をユーザーに少しでも早く届けられるように開発していきます。

ロードマップが誰にでも見れるようになっていて、見るたびに「自分も開発していきたい」とモチベーションが上がります!

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── これからスマートバンクに入社を考えている人たちに向けて、どんなメッセージを伝えたいですか?

僕みたいに技術スタックが合わない方は、転職対象から外してしまうことがあると思いますが、中途採用、かつ未経験でも、成長意欲を持って自分の手でB/43を作ってユーザーに届けたいと思える方はぜひご応募ください!

ドメインは複雑ですが、チャレンジ精神が旺盛な方にはとてもやりがいがありますし、B/43を触っていくと愛着が湧きます。アウトプットを出す上でサポートしてもらえる環境として、唯一無二だと言っても過言じゃないと思います。

あとがき

最近入社されたエンジニアの活躍について深掘りさせていきましたが、いかがでしたでしょうか。入社3ヶ月で先輩方から寄せられる信頼の声と、ご本人にインタビューで伺った成長に対する姿勢が、しっかり紐づいており、スキルアップに必要な要素が非常に参考になると感じました。

スマートバンクでは、現時点の技術スキルだけではなく、プロダクト志向や課題解決の熱意を重視し、様々なエンジニアが大いに成長・活躍できる環境が整っています。

この記事を読んで、少しでも興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、お気軽にカジュアル面談にお越しください!

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