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B/43を運営する株式会社スマートバンクのメンバーによるブログです

サービス公開2年目のスタートアップが やってよかった10のこと - スマートバンクとB/43の2022年を振り返る

こんにちは、CXOのtakejuneです。気づけば12月も半ばを過ぎ、2022年も残りあと僅かです。みなさんにとって今年はどんな1年でしたか?

このエントリでは、「スマートバンク社やB/43に興味を持っていただいている方」や、「サービス公開2年目のスタートアップの雰囲気を知りたい方」に向けて、私たちにとっての2022年がどんな年だったのか、やってよかったことを振り返ってみようと思います。

去年(2021年)は始まりの1年だった

2021年のタイムライン

去年は3行で振り返ると、こんな年でした。

  • B/43を1月にクローズド公開、4月末にパブリック公開
  • 7月にペアカード、8月にあとばらいチャージと連続で大型の機能追加、12月にAndroidをリリースして両プラットフォームに対応した
  • 社員数はまだ15人以下のスモールチーム

さて、2022年はそこからどうなったのでしょうか?

スマートバンク社の2022年

まずはスマートバンクという会社にあったイベントを思い返して見ます。

オフィスをDIYした

まず1月に、2年半もお世話になったGood Morning Building by ANRIを出て、オフィスを五反田に移転しました。

五反田を選んだ理由は単純で、スタートアップらしいスケルトンで坪単価の安い掘り出し物件に出会ったからです。引っ越しやオフィスの内装など、業者さんの力を借りつつも部分的には自分たちで作業してコストカットしつつ、そして情報セキュリティに配慮しつつ、快適に過ごせるオフィスに仕上げていきました。

他社のオフィスに遊びに行くと、豪華で羨ましいなと思うこともありますが、自分たちでDIYした場所もいいものでとても気に入っています。

バリューを定義した

4月に全社員で会社の「バリュー」を定義するワークショップを開きました。詳しくはこちらのブログでも語っていますが、皆の口から出てくる言葉が驚くほど似ていて、会社に実在するカルチャーが明文化されていっていることが感じられる時間でした。

完成したバリューは日々、Slackのスタンプでもよく使われるなど皆の共通言語になっており、今後採用や評価の制度にも組み込まれていく予定です。

資金調達特設サイトを作成した

7月には20億円の資金調達を発表しました。

smartbank.co.jp

それに合わせて特設サイトを作りました。そのための写真撮影はコロナ禍でのいい記念になりましたし、社内の雰囲気も伝わるものになったのではないかと思います。

右の画像を作るために、株主にも写真撮影にご協力いただきました。この日だけでなく、日々の強力なサポートにいつも感謝しています。

リクルーティングデック(採用スライド)を作成した

昨年末は15名ほどだった社員数ですが、今日(2022/12/19)時点で30名ほどになっています。リクルーティングデックもアップデートしているので、よかったらご覧ください。 speakerdeck.com 人数は倍増していますが、会社のカルチャーはむしろ濃くなっています。プロダクトへのこだわりがあり、オーナーシップが強く、話しやすい人たちが集まってくる磁場のようなものが生まれつつあると感じています。

B/43の2022年

さて、次にB/43というプロダクトがどうだったのか振り返ってみます。

たくさんリサーチをした

今年は4月にリサーチャーの瀧本さんが入社され、5月には一緒にResearch Conferenceに登壇するなど、リサーチ業務が本格化した1年でした。 speakerdeck.com 実際に振り返ってみると、100件を超えるN1インタビュー を行っていました。他にも、アンケートやユーザビリティテストも何度か実施しました。そこで得られた知見が、今月リリースしたジュニアカードや、来年リリース予定のサービスにも盛り込まれています。

たくさん改善した

今年も昨年に引き続き、多くの機能追加や改善を行うことができました。 具体的には、上半期はICカード、下半期はジュニアカードという大きなマイルストーンがあり、並行して入金や決済周りの機能を追加しました。また銀行の追加やオンボーディングの細かな改善を含めると、iOS/Androidそれぞれで20回ほどのアップデートを行いました。

ビジュアルアイデンティティを確立した

その中でも大きかったのは、ICカードのリリースです。単に既存のカードにICチップを付けるだけではなく、カードの中央を/でくり抜いたような透明デザインを施したデザインは、想像以上に大きな話題になりメディアにも取り上げられました。

www.haconiwa-mag.com

アプリアイコンやサービスサイトなどもカードのデザインに合わせて一新しました。「お金の流れを、もっと透明に」というキャッチコピーに表れているように、「透明」というコンセプトを得られたことでそれがお客様とのコミュニケーションの核になっていきました。

たくさん受賞した

今年はGoogle Play ベスト オブ 2022「生活お役立ち部門」大賞を受賞するなど、多くのメディアやアワードで取り上げて頂きました。また日経トレンディ、MONOQLOなどの雑誌で年末に行われるヒット商品特集でも複数掲載していただくことができました。その裏側には、広報からの地道なメディアへのアプローチがあり、これもやってよかったことと言えるでしょう。

大きく成長した

これは結果論なのですが、サービス開始以来右肩上がりの成長を続けることができています。

これは5月の数字ですが、現在はこの更に●倍に
毎月、過去の最高数値が更新されていくことに開発チームとしても大きな喜びを感じています。私たちが主要指標としているGMV(月間の取扱高)は年始に比べて数倍の規模になっており、今後もこのペースを維持して成長していきたいと思っています。

もちろん数字だけでなく、お客様からの反響が増えていることも感じています。その一部は「B/43でよかったこと」や「ペアカードユーザーインタビュー」などにまとめています。社員の中にはB/43カードを使っている人を街中で目撃するメンバーも現れており、リアルプロダクトならではの面白さも感じています。

2023年はどんな年に?

B/43のプロダクトについては、これまで存在していた「この機能は当然あってほしいよね」という要求をほぼ満たすことができつつあるので、更に広いターゲットの、深い課題を解決することに取り組んでいきたいと思っています。

その中で、引き続き連続的な成長を継続することはもちろん、非連続な成長にもトライしていく非常に面白いステージに突入していきます。そこで必要なのはなにか、それはもちろんこれを読んでいるあなたの力です。(お約束)

組織の規模としては、また来年倍になっていくというよりは、現在のチームに近いサイズでレバレッジを効かせて成長させていく時期かなと思っているので、募集枠は少なくなるかもしれません。もしご興味をお持ちいただける方は早めにご連絡いただけると嬉しいなと思っております。

smartbank.co.jp

2023年もスマートバンクとB/43を宜しくお願いします。

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In this blog, engineers, product managers, designers, business development, legal, CS, and other members will share their insights.