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B/43を運営する株式会社スマートバンクのメンバーによるブログです

Kaigi on Rails 2023 B/43ワークシャツ作成秘話

こんにちは!スマートバンクでコミュニケーションデザイナーをしている@mmitoです!

スマートバンクは2023年10月27日(金)・28日(土) に開催されたKaigi on Rails 2023でRuby Sponsorとして協賛し、会社として初のイベントブース出展をしました。

kaigionrails.org

Kaigi on Rails2023で、弊社が初めてのイベントブース出展を迎えるにあたり、バックパネルやテーブルクロスなど、いちから作らなければならないアイテムが数多くありました。その中でも、特に悩まされたのがブースで立つ社員が着る「ユニフォーム」でした。

最終的にはユニフォームとして「ワークシャツ」を採用しましたが、そこに至るまでの試行錯誤についてご紹介します。

Step1:ユニフォームの案出し

ユニフォーム作成にあたり以下のようなゴールを定めた後、他社事例をリサーチをし、いくつか案を出しました。

ゴール設定

絶対達成したいこと

  • B/43のスタッフであることがわかること
  • スマートバンクがFintechの会社であることが伝わること
  • B/43がtoC向けのアプリとカードのサービスであることが伝わること

可能であれば達成したいこと

  • 普段使いしやすい
  • おしゃれ
  • なにかしらのフックが隠れている

他社リサーチ&案出し

リサーチの結果、定番は「シンプルにロゴとアイコン」を使ったシャツでした。アイコンやロゴを中心にしつつ、周りにサービスを想起させるようなイラストを追加したりしているパターンもあったので、それらを参考にしながら叩き案を作成しました。

また、エンジニアからパーカー案も出て追加検討しました。

上記のように初期はTシャツ or パーカーで考えていたんですが、

  • 季節的にどうなるか読めない(デザイン作成時の9月は暑いが、イベント開催時の10月末は寒い?)
  • 両方注文することで生じるデザイン&費用コストを避けたい
  • 弊社登壇者3名は当日Kaigi on RailsTシャツを着るので、上から羽織れる物の方が良い

などいろんな要因が複雑に絡み合い、決めかねていました。

そんなとき、元SUZURIのデザイナー、@putchom先生のアイデアで「ワークシャツ」が急浮上! 上記の課題もクリアできたことからワークシャツだけを作成すること決めました。

Step2:ワークシャツのデザイン

ブースのデザイン方針:「B/43のある生活」

初めてのイベントブース出展のため、いちから作らなければならないアイテムが数多くなる中で、ブース全体のデザイン方針としては「B/43のある生活」を立てていました。

前提として弊社が提供している「B/43」は「家計簿アプリ」と「Visaプリペイドカード」がセットになった「家計簿プリカ」という新しいサービスです。

b43.jp

特に強調したいのは、VISAプリペイドカードの発送に際して、専用の封筒や台紙などを使用していることです。 アプリだけでユーザー体験が完結するのではなく、サービスを使うまでの全てがユーザー体験であるという点に弊社はこだわっており、サービスの魅力の一つになっています。

このようなユーザー体験をブースでも表現し、共感してくれるエンジニアの方々にぜひ弊社に来ていただきたいという思いから、「B/43のある生活」というクリエイティブの方針を掲げました。

そして、その方針に基づき、以下のような新規イラストを制作し、バックパネルや会場での配布物、そしてドリップコーヒーなどに流用しました。

したがって、「B/43のある生活」イラストをワークシャツにも流用すればブースとユニフォームに統一感を持たせることができ、当初定めていた上記のユニフォームゴールも達成できると考えていました。

【ユニフォームのゴール再掲】

  • B/43のスタッフであることがわかること
  • スマートバンクがFintechの会社であることが伝わること
  • B/43がtoC向けのアプリとカードのサービスであることが伝わること

ワークシャツとしてのクオリティ上げ

しかし、水戸はこれで良いのかと悩み始めました。

「B/43のある生活」イラストデザインのワークシャツもゴール達成はできてはいるのですが、「B/43のある生活」という方針を保ちつつ「シャツとしての完成度を更に向上させたい」と思うようになりました。

とはいえ、クオリティを上げるにしても服系のデザイン経験がほぼ無かったので、Pinterestやネットでリサーチを行い案出しをしました。

正直ピンとくる案は出ず、「ダメダメだ〜〜😢」と思いながらもデザイナーの定例会で新たな案を出してレビューを受けました。

恥を忍んで受けたレビューでしたが、かなり具体的なアドバイスを頂けて私の中で方向性がかなりクリアになり「こんなデザインが良いかも?」と案が湧きました。そのアイディアをiPadで「Procreate」というアプリを用いて下書きし、イラレで清書しました。

清書後は、どんな配色が良いかでかなり悩みました。シャツとしてのおしゃれさを追求しすぎて「B/43らしさ」が損なわれては駄目なので、@yuki930先輩のレビューを受けながら「おしゃれさ」と「B/43らしさ」の塩梅を探りました。

配色の調整後はSlack上でレビュー依頼をデザイナー陣に投げかけ、レビューを受けました。

どんな反応を頂けるか正直ビクビクしてました😇が、好評価で細かいデザインに関する修正FBをいただき修正。最終的には以下のデザインでFIXしました。

「B/43らしくておしゃれ」と「B/43のある生活」両方を表現したデザインにできたと思います!

Step3:Kaigi on Rails 2023当日

そんなこんなで迎えた当日。私は2日目のブーススタッフだったので、初日のブースやワークシャツが会場でどのように映えているか気になっていました。

そんな中、Slackの専用チャンネルでワークシャツが好評だったことを共有いただけて、とても嬉しかったです!

また、弊社からは2日目に3名の登壇者がいて、彼らがKaigi on Rails 2023のTシャツを着ることも考慮して作成していたため、上がってきた写真を見てオリジナルTシャツと共存しつつ「B/43」とサービスもアピールできて「計画通り😏」と思いました。

ワークシャツの後日談

Kaigi on Rails2023の直後に「B/43ファンイベント」が開催されることとなったため、運営メンバーからシャツを着たいという要望があり、追加発注しました。

prtimes.jp

運営メンバーとして一体感が出たかつ、ユーザーからも好評価でとても嬉しかったです。

また、その後もワークシャツを着てイベントなどに参加いただいた社員から以下のようなフィードバックを貰え、ワークシャツデザインで悩んだ数日が報われた気がしました…!!!

おわりに

いかがでしたでしょうか?今回はエンジニアカンファレンス用に作成したユニフォームのデザイン作成について紹介しました。 最後まで粘り強くデザインを追求することで、予想していた以上の反応を頂けて、ファンイベントなどにも転用いただけと思います。 カンファレンスなどのブース企画やデザインをする際の参考になれば幸いです。

Xでも概要を紹介しています!

そして、スマートバンクでは一緒に B/43 を作り上げていくメンバーを募集しています! カジュアル面談も受け付けていますので、お気軽にご応募ください!

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