
はじめに
こんにちは!スマートバンクで、あとばらい事業の事業責任者兼 PM を担当している uribou です。
ワンバンクは「お金に悩まない未来を、新しい常識で」というミッションのもと、AI家計簿やペアカードなど、これまでの金融サービスにはなかった体験を提供してきました。
一方で、ワンバンクはこれらの機能だけを提供するプロダクトではなく、ひとつのプロダクトの中に、複数の金融サービス=複数の事業を内包する、プラットフォームとして進化しています。
今回は、その中のひとつである「あとばらい事業」についてご紹介します。
- あとばらい事業がどんな価値を提供しているのか
- なぜワンバンクの中で重要な位置づけなのか
- 事業責任者兼 PM として、わたしがどんな仕事をしているのか
このあたりをお話しできればと思います。
支払いの選択肢を広げる”あとばらいチャージ”
あとばらいチャージは「いまお金がない」という時に、必要な金額を先にチャージして、後から支払いできるサービスです。 チャージしたバリューは Visa のプリペイドカードとして利用でき、登録から最短1分で、チャージ → カード発行 → 利用開始まで完了します。

海外ではこのようなサービスは、BNPL(Buy Now, Pay Later)と呼ばれ、昨年米国で上場した Klarna をはじめ、急速に普及している領域です。
「一時的な資金ニーズに、シンプルでフリクションの少ない形で応える」それが、あとばらいチャージのコアとなる価値です。
マイペース払い
また、これ以外にも昨年、マイペース払い(ローン)の提供を開始しました。 こちらは、あとばらいチャージに比べてより大きな金額を、自分のペースで分割返済できるあと払いサービスです。
- 一括返済だけでなく分割に対応
- 返済計画を自分でコントロールできる
- 生活を圧迫しにくい設計
短期的な資金繰りだけでなく、中期的な支払いニーズにも応えられるラインナップを揃えています。
Biz-Tech-Productの総合格闘技
あとばらい事業は Biz・Tech・Product の3つの側面が噛み合うことで成立しています。ここでは、それぞれの観点からあとばらい事業見ていきます。
Biz:アライアンス
あとばらい事業に限らず、金融サービスは自社単体で完結することはほとんどありません。 決済・入金・出金などさまざまな領域で、パートナー企業との連携(アライアンス)が前提になります。
その中で重要になるのは、パートナーと上手く目線を合わせながら、顧客への提供価値を最大化していくことです。
両者のゴールや強みなどをすり合わせながら、単なる調整にとどまらず、顧客価値を最大化するための共創の仕組みを構築していくことが求められます。
Tech:与信
あとばらい事業の中核といってもよいのが与信です。 適切に事業リスクを抑えながら、本当に困っている人に・必要なタイミングで・無理のない金額を提供できるか。このバランスをどう設計するかが、事業の成否を大きく左右します。
このような与信を成立させるために、私たちはテクノロジーの力を活用しています。 年齢といった属性情報だけではなく、ワンバンク上での支出や行動記録など、様々なオルタナティブデータを活用して、提携事業者が行う支払い能力の判定精度を上げています。
また、与信は一度設計して終わりではなく、ユーザーの状況やプロダクトの使われ方に応じて、継続的に見直し進化させていく必要があります。
プロダクトのロードマップや事業のフェーズに合わせて、与信の戦略もアップデートしていく必要があるという点では、事業責任者ないしは PM としての価値を強く発揮できる領域だと感じています。
Product:価値の連携

ワンバンクの目指すところは、お金にまつわる「使う」「わかる」「貯める」「増やす」をワンバンクというひとつのプラットフォームで提供することです。
CXO の takejune も以下の記事で書いていますが、これらの価値は単独で存在するのではなく、プロダクト上で有機的につながっていることが重要だと考えています。
あとばらいの文脈で言えば、
- 使いすぎていないか
- 支払いは無理のないペースか
- いまの支出状況はどうなっているか
といった体験は、家計管理機能との相性が非常によいです。
あとばらい単体で価値提供するのではなく、支出を理解し、コントロールする体験として統合することで、「お金に悩まない未来を、新しい常識で」の実現を目指しています。
PMが事業をリードする
ここまでを踏まえて、事業責任者兼 PM としてのわたしの役割を一言で言うと、“事業にまつわること、すべて” になります。
先日、弊社の inagaki がスマートバンクにおける PM の業務マップを公開しました。

こちらのマップでいうと、PM as a 事業責任者 と PM as a プロダクトマネージャー を行き来しながら価値を出す役割になります。
マップに記載されているような、P/L 管理やマーケティング戦略、プロダクトロードマップの策定から PRD の作成も担当します。 また、先程のあとばらいの特徴で述べたような、アライアンスや与信周りの方針策定も行います。
それぞれの領域には専門のメンバーがいますが、実現したいビジョンに対して、それぞれの動きが整合するように共に考え、つなげていくことが私の役割です。
エンジニアから事業責任者兼 PM へ
実は、元々わたし自身はエンジニアで、4月から事業責任者兼 PM という形で転向しました。
エンジニアとしては、10年近くキャリアを積んでおり、プロダクトマネジメントにも関わってきたので上手くやれるだろうと思っていましたが、求められる守備範囲の広さに、当初はかなり戸惑いました。
ただ、事業や各領域の解像度が上がるにつれて、それぞれが線でつながり、価値を出せるようになっていきました。
先述の通り、あとばらい事業は、Tech と Product が成長レバーになる事業です。 エンジニアとしての経験と PM としての視点が噛み合うことで、事業成長にうまく寄与できていると感じます。
toC 事業を展開するスマートバンクでは、Product が事業のドライバーになる場面が多く、PM が事業責任者へ挑戦する機会も自然と生まれやすい環境です。
さいごに
ワンバンクでは、あとばらい事業に限らず、プロダクトと事業が強く結びついた領域が次々と立ち上がっています。
事業の意思決定に向き合いながら、プロダクトを通じて価値を形にしていく。そんな 「PM as a 事業責任者」 という挑戦に、少しでも面白さを感じた方がいれば、ぜひ一度お話ししましょう。