inSmartBank

AI家計簿アプリ「ワンバンク」を開発・運営する株式会社スマートバンクの Tech Blog です。より幅広いテーマはnoteで発信中です https://note.com/smartbankinc

株式会社スマートバンクに入社しました

OGP - 株式会社スマートバンクに入社しました

こんにちは。2025年6月に株式会社スマートバンクのモバイルアプリエンジニア(iOS)として入社した 上ちょ です。この記事では、入社エントリとして、なぜ株式会社スマートバンクを転職先に選んだのか、今後どういったことに挑戦していくのかなどをご紹介します。

これまでのキャリアについて

前職では、国内有数のレシピ動画サービスや急成長中のポイ活アプリの開発に、iOSエンジニアとして携わっていました。就職活動前から尊敬していた経営者のもと、日々目まぐるしい変化を楽しみながら、開発やスクラムマスターといった業務に邁進しました。

特に印象深いのは、ほぼ一人で対応したブランドリニューアルプロジェクト。そして、一時的に私一人になってしまったiOSチームを、新メンバーと共に再構築し、新しい文化を築き上げていったたことです。これらは、エンジニアとして、また社会人として大変貴重な経験となりました。

もちろん、変化のスピードが速すぎるゆえに難しい局面も多々ありましたが、最初のキャリアとして心から『ここでスタートできてよかった』と胸を張って言える、とても素敵な環境でした。

転職の決意

転職を決意した一番の理由は、近年目覚ましい進化を遂げるAIの波に、このままでは乗り遅れてしまうという焦りを覚えたことです。

前職ではAI活用を積極的に奨励していたものの、長年慣れ親しんだコードベースゆえに「手で書いた方が早い」と感じてしまう場面や、新しい技術を試す際のトライアンドエラーにどこか億劫さを感じてしまう自分がいました。また、技術的な挑戦といった面でも伸ばしきれないのではないかという不安がつきまとっていました。

『このままでは、エンジニアとしての成長やキャリアが停滞してしまうのではないか』という強い危機感を抱き、この状況を打破するためには、全く異なるコードベースや企業文化、メディアサービスとは異なる品質が要求される環境に身を置くことが手っ取り早いと考え、転職を決意しました。

出会い、そして選考へ

以前からFintech領域に強い関心があり、趣味で国内スタートアップの動向を追っていたこともあって、4年ほど前から株式会社スマートバンクの提供する「B/43(ワンバンク)」を愛用していました。

新卒では別の会社に入社しましたが、家計簿アプリとして生まれ変わるというお知らせを読み、社外イベントなどで情報を得るうちに、徐々に株式会社スマートバンクへの好奇心が募っていきました。

また、私自身が約19年間家計簿をつけ続けていることもあり、決済サービスから”AI”家計簿アプリへと進化を続ける株式会社スマートバンクに、ユーザーとしてだけでなく、エンジニアとして携わりたいという強い思いが募っていきました。

こうした背景から、株式会社スマートバンクの選考を受けることを決意しました。

選考の中で特に印象に残っているのが、過去の入社エントリでも「難関」として語られていた二次面接です。

過去に挑戦したプロジェクトについて、「概要説明」「自分がどのような行動を取ったか」「反省すべき点は何か」といったプロダクト開発に限らない話題の深掘りが2時間にもわたって行われました。これまでに経験したどの面接よりも内容が濃く、私自身の考え方や行動特性を徹底的に見られていると感じる、非常に有意義な時間でした。

入社後感じた株式会社スマートバンクのいいところ

株式会社スマートバンクに入社してまず感動したのは、オンボーディングの手厚さです。会社の文化やValueを深く理解し、スムーズに馴染むことができました。特に、「Think N1」「Super Ownership」「Be Open」という3つのValueについては、入社からわずか1ヶ月半の間に肌で感じる機会が何度もありました。

『Think N1』

オンボーディングの一環でユーザーインタビューを視聴・実践し、ユーザー理解を深めることができました。また、チームメンバーと施策のターゲットを綿密にすり合わせることで、「誰に価値を届けるのか」を常に意識した実装ができています。

『Super Ownership』

こちらは驚きの連続でした!オンボーディングチャンネルで質問を投げかけると、チームの垣根を越えてすぐに誰かが助けてくれたり、モバイルエンジニアがiOSとAndroidの両OSを実装したり、デザイナーが自らコーディングしたりと、職種間の壁を感じさせない主体的な行動が当たり前のように行われています。

『Be Open』

会社の財務情報からこれまでの施策に関する内容まで、あらゆる情報がNotionに集約されており、「雰囲気で察する」のではなく「実際の記録を確認する」ことができる環境に感動しました。入社当初は膨大な情報量に圧倒されることもありましたが、今では気になることを自ら確認し、業務に活かせています。

これらの素晴らしい環境のおかげで、入社してわずか1ヶ月半ながら、すでに猛烈な速度で開発を進めることができています。

転職を決意した理由でもあるAIの積極的な活用や技術的な挑戦では、Devin、Cursor、Claude Code Maxなど、任意のAIサービス(※法務による利用承認が必要)を選択して利用できる制度を 投資委員会 というグループが整備されていることや、複雑なアニメーションをアプリに取り入れるなど技術的にも挑戦することができています!

その結果、1ヶ月半で以下のようなアウトプットを出すことができました

実装画面数:18
PR数:81
コミット数:330
ADR:8本

これからやっていくこと

AI家計管理チームのiOSアプリを担当しています。新たな家計管理体験を提供すべく、非常に活発に開発されているAI家計管理チームの一員として、スピーディーな開発・リリースに貢献していきます。

さらに、モバイルアプリチーム内の負債解消グループのリードとして、ビルド速度改善にも取り組んでいます。開発者体験の向上にも積極的に寄与していきたいと考えています。

最後に

ワンバンクは、次世代AI家計簿サービスとして、既存のアプリにはないような機能や体験を創造していくフェーズに入っています。もちろん、難しいチャレンジであると実感しつつも、やりがいのあるプロダクト開発を、同じ意志とカルチャーを共有できる仲間と実現できる環境が株式会社スマートバンクには整っていると感じています。

また、昨今のAIも開発に利用するだけでなく、LangGraph, LangChainを利用したAI機能の提供なども高速に全方位で活用を進めています。

少しでも気になった方は、ぜひ一度カジュアル面談からでもお話ししましょう! 下記のリンクからご応募お待ちしています

smartbank.co.jp

We create the new normal of easy budgeting, easy banking, and easy living.
In this tech blog, engineers and other members will share their insights.