はじめまして、すてにゃんこと id:stefafafan です。2025年5月1日付で、株式会社スマートバンクに入社しました。
この記事では、私が株式会社スマートバンクへの入社を決めた理由や、選考を通して感じたこと、そして現時点での会社の印象について簡単にご紹介します。
転職活動を始めたきっかけ
前職では、医療系スタートアップのプラットフォームチームで、共通基盤の開発や保守を担当しました。
仕事を通じて、より「自分の関心が強いドメイン」、そして「エンドユーザーと近い距離で価値を届けられる領域」で開発がしたいと考えるようになり、転職活動を開始しました。
最初のうちは自分の関心が強いドメインが何かはっきりしていませんでしたが、複数の企業とカジュアル面談を重ねる中で、自分は昔から「お金」に関するテーマに興味があることを再認識しました。
株式会社スマートバンクとの出会い
株式会社スマートバンクのプロダクト「B/43(現ワンバンク)」の存在は以前から知っていました。 また、YAPC::Hiroshima 2024 や YAPC::Hakodate 2024 で株式会社スマートバンクのエンジニアが登壇しているのを見て、会社としても意識するようになりました。
転職を考え始めたタイミングで改めて株式会社スマートバンクのことを思い出し、カジュアル面談で話を聞くところから始めました。
選考を通して感じたこと
カジュアル面談
最初はCTOの堀井さんとカジュアル面談をさせていただきました。
ワンバンクのアプリやカードの存在は知っていたものの、詳しい事業内容やビジョンについては知らなかったため、純粋に「面白そう!」と感じました。
- 家計簿アプリを作っているだけではなく、カードを発行し、お金を預かるという事業の仕組みがユニーク
- 会社の規模がまだ正社員50名ほどという点も裁量を持って幅広く活躍したい私としては魅力的
CTOと直接ざっくばらんに話せたのはとてもありがたかったです。
一次面接
一次面接は画面共有した上でER図を作成しながら、その設計意図を説明する実技形式でした。
一定の緊張感はありましたが、実際に現場で働いているエンジニアと会話しながら進められたことで自分が入社後に一緒に働くイメージがより持てるようになりました。この形式はとても良かったです。具体的な課題の雰囲気については以下の記事が参考になります。
二次面接
二次面接では過去の経験や考え方についてじっくりとヒアリングを受けました。前後編に分かれており、さまざまなメンバーとお話しました。
ここまでで、CTOを含めて7名もの株式会社スマートバンク社員の方と話すことができ、とても手厚い選考体験だったと感じています。応募者としても少し大変さはありつつも、ちゃんと一人一人のことを深くみてくれているのだなという安心感もあり、良い体験でした。
最終面接〜オファー面談
最終面接ではCEOと、またオファー面談前には再度CTOとお話しさせていただき、ポジションのすり合わせも行いました。話を聞いている中で以下のようなことを感じました。
- 技術的な課題が具体的に言語化されていて、それぞれが面白そう
- 自分の関心やスキルとマッチしそうなチームに希望を出せるのも嬉しいポイント
オファー面談では、オフィスで私向けにプレゼンをしていただいたほか、面接で関わった方々から「なぜ一緒に働きたいと思ったのか」というコメントもいただきました。 オフィスツアーやランチも交え、とても満足度の高い体験で、その日のうちにオファーを受諾しました。
なお2025年現在、以下の記事がわかりやすく株式会社スマートバンクの技術的課題をまとめています。
入社の決め手
入社の決め手は主に「事業内容の面白さ」と「カルチャーフィット」です。
最初に述べたように、私はもともと「お金」というテーマに関心がありました。これまで個人的にも、複数社の家計簿アプリや電子マネーなどを使ってきました。そのため株式会社スマートバンクの開発している「ワンバンク」というプロダクトにも興味がありました。その上でただアプリがあるだけでなく、「ワンバンクカード」も自社で持っているというところに興味を惹かれました。
またカルチャーフィットについてもとても重視しました。選考の中で株式会社スマートバンクの社員と直接お話させていただきましたが、みなさん堅すぎずかといってカジュアルすぎないバランスを持った人が多い印象でした。私としても今後一緒に働いていけそうという実感がありました。その上で、まだまだ比較的小規模な組織のように感じているため、一定の裁量と「みんなでやっていく」一体感もあるのかなと期待しました。コミュニティなどで知っている人が何名か所属しているという安心感もありました。
入社後の印象
まだ入社して3営業日ほどですが、第一印象としてとても良いです。
- オンボーディングがただの説明で終わらず、背景や意図がきちんと共有されている
- 株式会社スマートバンクのバリュー「Think N1」「Super Ownership」「Be Open」が自然と文化として根付いていると感じる
特にUXリサーチに関する話は印象に残りました。今まで働いてきた会社にUXリサーチャーというポジションが明確に置かれていることはなかったので、この領域に力を入れているのは興味深いですし、BtoCのスタートアップとしては非常に大事な観点なのかなと思いました。
Slackでのやりとりや、毎週金曜の「全社振り返りミーティング」なども一体感があって良い雰囲気です。 また、毎朝行われている全社朝会も、今のところゆるやかな雰囲気で、楽しく参加できています。
配属先は「顧客体験チーム」
私の希望「エンドユーザーに近い領域で価値を届けたい」という思いを汲み取っていただき、今回は「顧客体験チーム」に配属されました。
このチームは以前は「CRE(Customer Reliability Engineering)チーム」という名前で、主にカスタマーサポートの改善を担っていましたが、現在はより広く「顧客体験の向上」を目指す方向にシフトしています。
私自身、「CRE」というロールを経験したことはないものの、「顧客体験の改善」のためなら何でも挑戦していきたいという気持ちがあり、非常に前向きに取り組めそうです。
運用改善だけでなく、エンドユーザー向けの体験そのものに踏み込んで価値を届けていきたいと思っています。
おわりに
この記事では、入社したばかりの立場から、株式会社スマートバンクという会社について率直にお話してきました。株式会社スマートバンクの様子が少しでも伝われば幸いです。
実際にプロジェクトに入って改善を入れていくのはこれからですが、良い成果が出せたら順次ブログ記事としてアウトプットしていきたいと思いますので、今後ともチェックしてみてください!