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B/43を運営する株式会社スマートバンクのメンバーによるブログです

成長するスタートアップ労務の醍醐味と挑戦をUXリサーチャーが聞いてみた!


2024年11月12日にスマートバンクはシリーズB資金調達を発表しました! これを記念して社員でアドベントカレンダーを開催しています。 こちらはSmartBank Advent Calendar 2024の5日目の記事です。 昨日は @tmnb さんより【実録】急成長するプロダクトの裏側 ― CREチームの挑戦とリアルな課題 をお届けしました。


こんにちは!スマートバンクでUXリサーチャーをしている@maayaです。 今回は人事・労務業務に日々奮闘し、スマートバンク全体を支えてくださっている頼れる存在@kassyさんにインタビューしました。 「スタートアップの労務」として柔軟に体制を築く必要がある中で、kassyさんの視点を通じて、業務のやりがいや楽しさをお伝えします!

kassyさんのスマートバンク入社のきっかけ

── スマートバンクでの人事・労務としての役割や、入社前に感じていた印象を教えてください。

現在の役割は大きく2つあります。

1つ目は給与・勤怠・安全衛生・規程整備などスマートバンクで働くメンバーが安心して働ける土台づくりを行うこと。

2つ目は労務以外の部分で、他の人事メンバーと一緒に人事制度や組織・カルチャー周りを整え、組織・事業のためにメンバーのパフォーマンスを最大化できる仕組みづくりと運用を担当しています。

前職までは百〜数百名の社員規模で働いてきたこともあり、0→1で基盤を作るというよりは、既にある基盤をアップデートし、安定して運用をしていくことをメインで経験してきました。

スマートバンクに入社した2022年7月時点では正社員は約20名程度で、これから社員数も増えて組織も拡大していこうというタイミングでした。そのため労務面でも今までよりもしっかりと基盤を作っていく必要があり、これまで経験してこなかったフェーズを経験できることに魅力を感じ、選考を受けました。

基盤を作っていくフェーズでは、人・組織に対する経営層の考え方やポリシーが大きく影響すると考えています。

選考を通じて、ファウンダーや選考に関わってくださったメンバーが人・組織に対する考えを重要視していることが感じられ、この環境でチャレンジしてみたいと素直に感じました。

── 入社してみてから感じたギャップはありますか?

選考時に丁寧にサポートしていただいたこともあり、入社前に感じていた印象とのギャップはほとんどありませんでした。強いていうならFintechということで固い真面目な印象を勝手に感じていましたが、お茶目なメンバーが多かったところでしょうか。

育休復帰後に感じた成長と変化

── 昨年2023年8月から2024年4月までkassyさんは昨年育休を取得されました。育休から復帰されてからの職場環境や、スマートバンクのフェーズの変化について感じたことはありますか?

復帰時の2024年4月末には正社員の人数が入社時から約2倍の40名程の組織規模になっていました。

産休前に導入した評価制度では、スマートバンクのカルチャーや価値基準を言語化しそれぞれが体現しやすくしていくことで、社員数が増えても事業・組織の成長が進む仕組みを作ることが目的でした。復帰時には新しく入社されたメンバーもカルチャーやバリューを体現しているなと感じる場面があり、組織規模が大きくなる前に評価制度をリリースできて良かったと感じています。

一方で、社員数が増えることで必然と情報の伝達や意思決定に時間がかかるようになったと感じており、適切な情報流通の仕組み化やコミュニケーション方法の設計は直近の課題だと捉えています。

スマートバンクでは現在マトリクス組織を採用していることもあり、情報流通の仕組みづくりは難しい部分もありますが、よりメンバーが集中して事業に向き合える環境を作ることで事業に貢献したいと思っています。

チームの一員としての誇りと働きやすさ

── スマートバンクのカルチャーと働く環境がどう紐づいていると感じられますか

スマートバンクの3つのバリュー「Think N1」「Super Ownership」「Be Open」の中で、チームで働いていくために想いや情報をオープンにし、信頼されるように振る舞おうという意味合いである「Be Open」は特に意識しています。

blog.smartbank.co.jp

労務はオープンにできない情報も多く取り扱っていますが、不必要に情報を閉じるのではなく、透明性を日々意識しています。

例えば、働き方のルールについても、ただ単に「こうしてください」と伝えるのではなく、スマートバンクでの働き方の方針を最初にお伝えした上で、詳細の説明をすることにしています。背景と目的をセットで伝えていくことで納得感を持って運用してもらえたり、フィードバックがもらいやすくなっていると感じています。

「Think N1」のバリューの通り、N1の意見を参考にすることでより良い制度になっていくと考えているため、メンバー(=N1)からのフィードバックは大切にしています。

また、情報をオープンにしていることで、守りの仕事が多いコーポレートに対してもメンバーから感謝の声や反応をいただけることも多く、日々励みになっています。事業貢献が目に見えにくい仕事だからこそ、メンバーから何かしらの反応があると純粋に嬉しいです。

評価制度導入説明会のslackチャンネルの様子

スタートアップの労務のやりがいと挑戦

── スタートアップの労務ならではの醍醐味や、難しさについて教えてください

労務の分野は幅も広いため、10年以上労務を経験していても初めて対応する業務もあります。適切に対応するためには深い知識が必要になることもあり、普段から能動的に社外から情報収集をしたり、法改正の情報をタイムリーに把握できるようにしておくことでスピード感を持って対応することができると考えています。

また、冒頭にお伝えした通り、スタートアップでは基盤を整える仕事が多くなります。

労務は仕事の特性上マイナスをゼロにするような対症療法的な業務も多くあるのですが、初期の段階から人・組織の考え方や方針を踏まえた上での制度の設計や運用構築などの基盤を整えることで、将来的に対症療法的な業務の発生を抑える仕組みを作れると考えています。

すでに決まった運用をこなしていくだけではなく、自分の意思を込めて基盤を作っていけるのはスタートアップの難しさでもあり、醍醐味でもあると感じています。

労務としての今後の目標やビジョン

── 今後、新しく取り組んでいきたい目標や、挑戦していきたいことはありますか?

採用と労務が手を取り合い事業成長をサポートする人事組織を作っていきたいと思っています。

労務の業務は事業に対して間接的なものが多くなるため、事業成長に貢献するというイメージは湧きづらいかと思います。

例えば、労務担当者のみで完結しがちな業務として就業規則の改訂がありますが、労務では選考から採用時に課題になりそうな観点が見えづらい部分があります。 人事の採用業務を担当しているメンバーの意見を聞き、時には議論することで実業務を経験していることでしか把握できない課題を事前に吸い上げ、実態に則した規程にすることができています。

労務だけの視点に閉じることなく、採用と労務が互いの知識と経験を共有し議論することで、会社にとってより良い判断をしていくことができる。それが結果的に事業成長のサポートに繋がると考えています。

2024年度は人事にも頼もしいメンバーが入社してくれています。バリューの「Super Ownership」のように、一人では成し得ない難易度の高い課題解決をするためにチームでサポートし合いながら、非連続な成長を実現するための組織基盤づくりをしていきたいと思います。

▼今年入社したメンバーのブログ note.com note.com

全員で成長しながらチームとして支え合い、挑戦を楽しむカルチャーを大切にしています。組織拡大に伴い人事や労務の採用ポジションがオープンになった際は、スキルや経験問わずに多くの方とお話しできる機会があると嬉しいです!

また、労務周りの事例はオープンになっているものも少なく、苦労されていらっしゃる方も多いかと思います。もしスマートバンクの労務に少しでもご興味がありましたら、情報交換の場として気軽にカジュアル面談させてください!

herp.careers

最後に

スマートバンクには、今、このフェーズでしか味わえないプロダクトづくりの楽しさがあると思っています。 下記の特設サイトから、少しでもその楽しさが伝わるのではないでしょうか。

smartbank.co.jp

みなさんのご応募、お待ちしております! そして、入社ガイダンスでお会いできるのを楽しみにしております。

まだまだ続きます!

明日のSmartBank Advent Calendar 2024はサーバーサイドエンジニア@mokuoさんの記事です。お楽しみに!

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In this blog, engineers, product managers, designers, business development, legal, CS, and other members will share their insights.