こんにちは。2025 年 4 月に株式会社スマートバンクにエンジニアリングマネージャー(EM)として入社した kaoru です。顧客体験と不正対策という 2 つのチームを担当しています。約 4 か月とある程度まとまった時間が経ちましたので、入社して驚いたこと 3 つを紹介します。

EM ひとりあたりエンジニア 3 名から 4 名という体制
最初に驚いたのは、EM がサポートするメンバーの数がとても少ないことでした。株式会社スマートバンクを含め 3 社でマネージメントをやってきましたが、過去の会社では一人のマネージャーが十数人を見ていることも珍しくありませんでした。それに対し、株式会社スマートバンクはなんと EM ひとりあたりエンジニア 3 名から 4 名程度という体制です。

株式会社スマートバンクの EM はプレイングマネージャーとして技術的な課題解決やプロジェクト推進に手を動かしているという特徴はあるにしても、この人数比は会社からエンジニアに対する明確な投資だと感じました。EM の日常は、チームの目標設定や進捗管理、1on1 やフィードバックによるメンバーの成長支援、採用や組織づくりなど、主に「人」に関わる仕事が中心になります。マネージャーが担当するメンバーの人数が適切であれば、よりきめ細やかなサポートができると考えています。現在の人数比は日々の 1on1 やチームミーティングを通じて、メンバーの小さな変化にも気づきやすい状況で、結果としてチーム全体の雰囲気や成果にも良い影響を与えられると感じています。
入社して間もないため関わり方は限定的ですが OKR や評価制度にも十分な時間とリソースを割いており、短期的な成果だけでなく長期的な成長を見据えた組織運営を行っていると感じました。スタートアップでのこのあたりの力加減は悩ましいところですが、創業者三名が二社目だからこそのバランスのように思っています(参考: 「連続起業家」と呼ばれるのはこれで最後にしたい | Shota Horii)。
情報発信が根付いた組織
二つ目に驚いたのは情報発信文化の強さでした。入社前から推察していましたが、情報共有が積極的に行われており日常の一部として定着しています。 以下に一部をピックアップしました。入社エントリーから技術記事、組織のお話、イベント報告まで幅広いトピックで日々発信が行われ、新メンバーも自然とアウトプットを始める好循環が生まれており、採用活動にも良い影響を与えています。
同じチームにあとからジョインしたメンバーに入社エントリで次々に追い抜かされました。 blog.smartbank.co.jp blog.smartbank.co.jp
Claude Code を多くのエンジニアが活用しています。サムネイルが好きな記事です。 blog.smartbank.co.jp
最近の取り組みもタイムリーに公開しています。 blog.smartbank.co.jp
MIXIさん、ログラスさんと CRE CAMP というイベントを共催しています。 blog.smartbank.co.jp
RubyKaigi や try! Swift Tokyo などの大規模イベントを含む外部登壇もとても活発です。採用関係のページで 外部イベントでの登壇 を一覧しているものの、量が多すぎるためどのように表示すれば効果的に認識してくださるだろうか、という贅沢な悩みをディスカッションしていたりします。
私自身はあまり表に出るタイプではありませんでしたが、新しい環境に良い刺激を受けています。この記事もその一例ですし、8/20(水)に Welcome Fintech #5 カード決済の運用現場を支えるエンジニアリング で登壇も予定しています。
柔軟なキャリアパスが選べる雰囲気
株式会社スマートバンクで三つ目に印象的だったのは、EM にチャレンジしようとするメンバーの数です。私の入社後だけでも複数名が EM になっており、マネジメントへの挑戦がしやすく、かつメンバーがチャレンジしたいと思える環境であることを実感しています。

一度マネージャーになるとエンジニアへ戻りづらい会社もあるかと思いますが、株式会社スマートバンクでは(もちろんある程度は事業の状況に左右されるとはいえ)両者の間を行き来しやすい雰囲気を感じました。EM からエンジニアに戻った人、エンジニアから EM になった人、また戻った人など、さまざまなパターンを目にしました。いずれも本人の意思が優先される環境です。メンバーの選択肢を増やすためには、単に制度として可能であるだけでなく、行き来した実例があることが重要だと感じています。
この環境はキャリア形成において大きなメリットがあると考えています。技術的なスキルを磨くことと、チームの力を引き出すことの両方を経験できるため幅広い視野を持てるようになります。
おわりに
株式会社スマートバンクでは、プレイングマネージャーとして技術とマネジメントの両方に関わりながらキャリアの幅を広げることができます。実際に私自身も、これまでほとんど触ったことのなかった Ruby on Rails や、馴染みの薄かった SQL をせっせと書いています。新機能のサーバー側実装に貢献したり、管理画面を作ったり、不正検知のルールを検証したり、MCP サーバーを作ったりと、マネジメント業務と並行して技術者としても様々なことにチャレンジできています。
多様なバックグラウンドを持つ EM 同士の横のつながりも強く、困った時には気軽に相談できる環境があります。現時点では全員がプレイングマネージャーとして活動していますが、今後組織の成長に伴って役割のバリエーションやバランスは変わっていくかもしれません。

EM というキャリアパスに興味がある方、技術とマネジメントの両立について話を聞きたい方は、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう。下記のリンクからご応募お待ちしています。
余談
この記事は同僚の UX リサーチャー Haroka さんのサポートをもらって書きました。インタビューから写真撮影までテキパキと実施し、その後プロの技と AI の活用で 1 時間程度で初版を仕上げてくださったので大変驚きました。こちらの記事面白いのでぜひご覧ください。